家の外まわり(駐車場・門柱・塀・庭)を作りたい、直したいとき、いちばん困るのは「どこに頼めばいいか」です。料金を比べるサイトはいくつもありますが、そこに出てくるのは登録している会社だけです。ここでは、都道府県が公開している建設業許可業者名簿から、タイル・れんが・ブロック工事業の許可を持ち、造園・石工・塗装のいずれかも併せ持つ会社を抜き出して、市区町村ごとに並べました。いま22632社・30都道府県・1023市区町村です(基準日2026年9月13日)。
青森県は309社。岩手県は272社。宮城県は774社。秋田県は278社。山形県は396社。福島県は664社。茨城県は605社。栃木県は338社。埼玉県は1229社。東京都は4376社。神奈川県は1859社。新潟県は343社。富山県は189社。石川県は127社。福井県は156社。三重県は353社。大阪府は2986社。兵庫県は1159社。和歌山県は525社。広島県は1056社。徳島県は287社。香川県は189社。愛媛県は260社。高知県は154社。福岡県は1107社。佐賀県は148社。長崎県は463社。熊本県は461社。鹿児島県は605社。沖縄県は964社。数の差は、そのまま外構の需要の差ではありません。県によって名簿の作り方が違い、許可の更新の時期もずれています。同じ県の中で市区町村を比べるほうが、実態に近い見方になります。
| 市区町村 | 外構の会社 |
|---|---|
| 東京都 足立区 | 253 |
| 鹿児島県 鹿児島市 | 238 |
| 東京都 中央区 | 235 |
| 東京都 江戸川区 | 217 |
| 東京都 港区 | 216 |
| 東京都 千代田区 | 213 |
| 東京都 練馬区 | 191 |
| 大阪府 東大阪市 | 187 |
| 広島県 福山市 | 184 |
| 沖縄県 那覇市 | 182 |
| 東京都 新宿区 | 179 |
| 東京都 世田谷区 | 173 |
| 和歌山県 和歌山市 | 170 |
| 埼玉県 川口市 | 164 |
| 大阪府 大阪市中央区 | 164 |
| 福島県 郡山市 | 158 |
| 東京都 板橋区 | 158 |
| 東京都 江東区 | 157 |
| 東京都 大田区 | 154 |
| 長崎県 長崎市 | 146 |
| 東京都 八王子市 | 145 |
| 東京都 渋谷区 | 143 |
| 愛媛県 松山市 | 143 |
| 兵庫県 尼崎市 | 139 |
| 兵庫県 姫路市 | 134 |
| 宮城県 仙台市青葉区 | 130 |
| 栃木県 宇都宮市 | 126 |
| 広島県 広島市西区 | 126 |
| 東京都 台東区 | 119 |
| 東京都 杉並区 | 119 |
東京都足立区が253社、鹿児島県鹿児島市が238社、東京都中央区が235社、東京都江戸川区が217社、東京都港区が216社、東京都千代田区が213社、東京都練馬区が191社、大阪府東大阪市が187社、広島県福山市が184社、沖縄県那覇市が182社、という順です。2社以上ある市区町村は927、5社以上は679あります。会社が多い市区町村では相見積りが取りやすく、少ない市区町村では隣の市から出張してもらう形になります。
建設業の許可は29の業種に分かれています。この一覧に載せているのは、そのうちタイル・れんが・ブロック工事業(名簿では「タ」)を持ち、さらに造園(園)・石工(石)・塗装(塗)のどれかも併せ持っている会社です。門柱を建てる、塀を積む、タイルを張る、植栽を入れる、塀を塗る——外構の現場で実際に出てくる仕事を、自社の許可で受けられる会社だけを残す形にしました。「タ」だけで抜くと大きな総合建設業まで入ってしまい、庭先の工事を頼む相手が見えなくなるためです。いま22632社が当てはまります。
許可は500万円以上の工事に要るものなので、小さな工事だけを受けている職人はこの名簿に載りません。つまり、ここに載っていない会社が悪いという意味ではありません。逆に、載っている会社は県に書類を出し、資格を持つ人を置き、更新を続けている会社です。うち6321社は特定建設業で、下請に大きく出せる規模です。
22632社のうち、石工工事業も持つ会社が20435社、解体工事業も持つ会社が10918社あります。木を切ったあとに切り株を抜く、庭石を動かす、ブロック塀を壊す、といった作業まで頼みたいなら、その業種の許可も持っている会社のほうが話が早く進みます。一覧の「持っている許可業種」の欄を見ると、その会社が何を仕事にしているかが分かります。
検索の語でいちばん目立つのが「新築 外構 別業者」です。家を建てた会社にそのまま外構も頼むと、打ち合わせが1本で済み、引き渡しの日に庭も仕上がります。別の外構専門の会社に頼むと、同じ内容でも見積りが下がることがあります。その代わり、工事の時期を自分で調整する必要があり、家の保証と外構の保証が別々になります。どちらが良いかは、引っ越しの日までに庭が要るかどうかで変わります。
外構のうち、ブロック塀だけは安全の話がついて回ります。高さや控え壁の決まりがあり、古い塀は地震のときに倒れることがあります。この一覧に出している会社は、タイル・れんが・ブロック工事業の許可を持っている会社です。つまり、塀を積む工事を自社の許可で請けられる会社だということが分かります。既にある塀を直すのか、作り替えるのかで、頼み方も費用も変わります。
外構と一口に言っても、中身は分かれています。駐車場のコンクリートやカーポートは土木寄り、門柱やタイルはブロック寄り、植栽や芝はどちらかといえば造園、塀の塗り替えは塗装です。一覧の「持っている許可業種」を見ると、その会社がどの側から外構に入ってきたかが読み取れます。庭に木を植えたいなら造園も持つ会社、塀の塗り替えまで頼みたいなら塗装も持つ会社のほうが話が早く進みます。
電話やメールで見積りを頼むときは、木の種類、高さ、本数、太さ、そして「重機やトラックが家の前まで入れるか」を先に伝えると、折り返しの金額がぶれにくくなります。写真を撮って送れる会社なら、敷地の全体と、道路から見た様子と、隣との境の3枚を撮ると伝わります。現地を見ないと出せないと言われた場合、それは誠実な断り方なので、見に来てもらう日を決めるほうが結果的に早く進みます。見積書には、材料の費用と、工事の費用と、残土やコンクリートの処分の費用が分かれて書いてあるかを確かめてください。
料金表・見積り・口コミ・ランキングは扱いません。木の高さ・本数・道の広さ・処分の有無で値段が変わるため、並べた数字は現場と合わなくなるからです。代表者の氏名と電話番号も載せていません(名簿には個人事業主が混ざるためです)。その代わり、許可番号と持っている業種という、他所が並べていない事実を置いています。
一覧に出ている許可番号は、その会社を県が管理している番号です。同じような社名の会社が同じ市にあっても、番号が違えば別の会社だと分かります。会社に電話するときや、あとで県の窓口に問い合わせるときに、この番号を伝えると話が早くなります。番号があること自体は、工事が上手いという意味ではありません。県に必要な書類を出し、資格を持つ人を置き、更新を続けている、という事実を表しているだけです。それでも、名前と住所しか分からない相手より、確かめようがある相手のほうが安心して頼めます。
いま載せているのは30都道府県ぶんです。残りの県は、名簿のファイルがPDFだったり、形が県ごとに違ったりするため、順に読み進めています。できた県から足していきます。数字が増えるだけで、載せ方は変えません。